エス・ティー・ワールド ドローンスクールは、海外旅行好きの方ならきっとご存知の旅行会社エス・ティー・ワールドが運営するドローンスクールです。
充実した環境で行われる講習は、「旅行会社のやってるドローンスクール?」と思われた方の期待を裏切らない、観光まで楽しめる盛りだくさんな内容なのだとか。
また、大阪から通えるエリア内のスクールとしては珍しい、水中ドローンのコースも受講可能なスクールとなるそうです。
さらに気になるのは、和歌山県というロケーションにもかかわらず、東京・神奈川方面からの受講生が多いということ……。その理由は……?
エス・ティー・ワールド ドローンスクール(ソラガク 大阪 和歌山校)のスクールマネージャーであり、インストラクターとしてもご活躍されている西向(にしむき)様に、旅行会社運営スクールならではの魅力にあふれる同校についてお話を伺いました。
目次
エス・ティー・ワールド ドローンスクールはこんなスクール!
スクール名称 |
エス・ティー・ワールド ドローンスクール |
設立時期 |
2021年7月 |
開講コース |
▶︎初心者プラン ▶︎ライセンス取得プラン ▶︎合宿プラン ▶︎経験者向けプラン ▶︎空中&水中ドローン両ライセンス取得プラン ▶︎水中ドローン安全潜航操縦士取得プランコース ※国家資格取得プラン、農薬散布プランも近日開講予定 |
国家資格取得コースの対応範囲 |
・1等資格および2等資格の両方に対応 |
——本日はどうぞよろしくお願いいたします。早速ですが、エス・ティー・ワールド ドローンスクールの母体は旅行会社と伺っています。
はい、その通りです。海外旅行専門の旅行会社であるエス・ティー・ワールドの運営するドローンスクールです。
弊社は和歌山にて学生寮と賃貸マンションを自社所有で10年近く運営しておりまして、今後ドローン分野が大きく伸びていくことが予想される中、これらの施設を活かす方法としてドローンスクールを始めました。
ドローンは空撮のイメージが強いと思うのですが、空撮を目的としたツアーですとか、空撮スポットでお客様を上空から撮影したお写真を進呈するですとか、そういったところで旅行事業との親和性があるはずと考えたのも理由の一つです。
2021年7月の開校以来、200名様以上の方にご受講いただいています。
——受講生にはどういった方が多いですか?
リタイヤ後の趣味としてドローン空撮を楽しみたいという方もいらっしゃれば、仕事で使いたいということで受講される方もいらっしゃいます。
あえていうなら40〜50代の男性が比較的多いように思いますが、多種多様な方が受講されますよ。
近日開講予定の国家資格取得コースは1等資格にも対応
——ドローンの国家資格制度がスタートしました。
はい。当校でもこれまではJUIDAの操縦技能証明を取得するコースを中心に講習を実施してきましたが、国家資格の創設に伴い国家資格の取得を目指すコースも近く開講予定です。
1等資格と2等資格に対応し、詳細はまだ公表前ですが、もうしばらくでご案内できるようになるかと思います。
水中ドローンコースも併せて受講可能に
また、水中ドローンコースが、2023年4月からこちら和歌山校で開講いたします。
——ということは、空中ドローンと水中ドローンの両方を1か所で習えるということですか?
はい、おっしゃる通りです。空中ドローンと水中ドローンの両方のライセンスをワンストップでご提供できる体制が整いました。
水中ドローンコースを受講できるスクールとしては、大阪から日帰りで通える範囲にある数少ないスクールのうちのひとつとなりますので、手前味噌ではありますが、ご興味おありの方にとっては朗報なのではと思います。
《農薬散布講習も開講!》 農薬散布講習も遅くとも3月には開講の運びとのこと。 農薬散布ドローン向けの講習は機種ごとに受けるシステムになっていますが、エス・ティー・ワールド ドローンスクールで実施することになるのは石川エナジーリサーチの「アグリフライヤー typeR」という機種に対応する講習となります。 グラウンドで練習した後に、本物の畑や田んぼまで出向いてドローンを飛ばすところまでやる実践的なカリキュラムとなっているそうです。 |
敷地が広大!施設が充実!
——国家資格コースもそうですし、空中ドローンだけでなく水中ドローンもなど、幅広く学べる体制が整っているのですね!
はい。体制もですが、社有の土地と建物というハードの点でもかなり充実していると思います。
実際にドローンを飛ばす実技訓練を行うのは、約9万平米、東京ドーム2個分に相当する広さの敷地です。
——広い……!都心部のスクールだと実技訓練場はかなり手狭になってしまうか、あるいは実技訓練は郊外の練習場まで移動して行うというケースが大半だと思います。
座学を行う会場のほか食堂や宿泊用の部屋も入っている建物の規模も、ドローンスクールの施設としてはかなり大きいほうではないでしょうか。
いちいち通わずに、宿泊して一気にライセンスを取得したいという方のニーズにしっかりと応えられますし、先ほどお話した水中ドローンコースも併せて受講される場合には特に利便性が高いかと思います。
講習会場ともなっている建物に泊まり、実技講習用のフィールドは目の前、水中ドローン用のプールも敷地内にあるわけですから。
——何もかもが1か所で済むというのは、確かにかなり効率が良いといえますね!
移動時間などが発生せず、ライセンス取得に必要な要素をギュッと圧縮した集中受講によりトータルでの所要期間を最短にできる環境です。
週末も含めるなどして柔軟な日程を組めば、なかなか時間を取れないという方でも挑戦していただきやすいかと思います。
観光まで楽しめる合宿プランが人気
——施設全体にとにかくゆとりがありますね!和歌山県という地の利といえそうです。
そうですね。同じく地の利を活かした当校の特長として「体験型ドローン合宿」のプランがあります。
通常のJUIDAのライセンス取得プランは最短2日間となっていて、1日ずつ分けても構わないのですが、大半の方が2日間の講習をまとめて受けようと1泊2日でいらっしゃいます。
ですが、せっかく和歌山に泊まりがけでいらっしゃるのに、和歌山のよいところを楽しんでいただけないというのはなんだかもったいないですよね。
そこで、和歌山市郊外の澄んだ空気の中で星空を楽しみながら夜間飛行を行ったり、和歌山はラーメンが有名なので空撮写真を囲んでの議論をラーメン屋で行ったり、1日追加で和歌山の山や海などの素晴らしい自然を実際に空撮しに行ったり、といった「和歌山らしさ」を存分に盛り込んだ合宿プランもご提供しています。
もちろん普通に泊まってライセンスを取得するプランもあるのですが、観光気分を味わえる合宿プランは特にご好評をいただいています。
新幹線チケットや航空券代、宿泊費も込みで実はお得!
——旅行気分まで味わえるのは魅力です!ただ、受講料だけでなく、和歌山までの往復の交通費や宿泊費がかかってくるとなると……。
ご安心ください。新幹線や航空券はスクール側で負担しますし、宿泊費は受講料に含まれていますので、かえってお得かと思いますよ。
事実、アクセスは関西方面からのほうが良いにもかかわらず(大阪市内から約1時間)、受講生の6割が関東圏の方です。
やはり宿泊費に加え新幹線チケットや航空券までプランに含める形にしていることで、関東圏の方にも気軽にお越しいただけているのかなと思います。
——交通費も宿泊費も込みというパッケージツアー感覚なのが、旅行会社直営のスクールならではですね!
プライベート講習でニーズに合わせた講習が可能
——ここまでのお話で訓練環境の素晴らしさや費用面の安心感はわかったのですが、講師1名で何名の受講生を受け持つのかという点が少し気になっています。
通常のライセンス取得プランはプライベート講習の形を取っており、お一人でいらっしゃる方はマンツーマンで、2人1組でお申し込みの場合はそのお二人に講師1人がついて講習を行います。
——グループごとに講師がつくわけですね。
そうです。ニーズの異なるメンバーがいないプライベート講習の利点は、なんといっても個々のニーズに合わせた講習を行えることです。
特に仕事関係で受講されている方の場合、たとえば映像関係なら、ダイナミックで印象的な映像を撮るコツを重点的に教えてほしいと思うでしょう。
他にも、リフォーム工事の提案資料作りに当たっての調査を足場を組んで行うのではなくドローンを飛ばして行うようにしたいと考えて受講される方、文化財発掘の際に空撮映像で現場を把握したくて受講される方などもいらっしゃいます。
どういった現場でドローンを使いたいのかを事前にお伺いして、それに沿った講習プランを立てるようにしています。
——合宿プランのほうはどうなのでしょうか?
合宿プランでは他のお客様と一緒になる場合もありますが、それでも1人の講師が教えるのは最大3名様までですので、実技講習でなかなか順番が回ってこないといったようなことはありません。
なお、完全プライベートではない分、お手頃に提供させていただいています。
講習に活かされるサービス業の心配り
——個々のニーズに合わせてということのほかに、講習において意識されていることはありますか?
当校は旅行会社が母体となっておりますが、お客様に旅行の説明をするときには、たとえば「(客室の)リクエスト」といったようなわかりにくい専門用語・業界用語は極力避けるようにしております。
このことはドローンスクールでも同様で、初めての方にもわかりやすいような表現でお伝えするよう心がけています。
たとえばドローンのリモートコントローラーは「プロポ」と呼ばれますが、これからドローンの操縦を習おうという方にとっては馴染みのない言葉のはずです。
そのため、今後使うようになる可能性は当然ある用語ですから「プロポという呼び方をしますよ」とはお伝えしますが、講習中は「コントローラー」などと呼ぶようにしています。
他には、回転をかけることを意味する「ラダー」という用語などもできる限り使いません。
——サービス業で必要とされる配慮がスクール業においても大切にされているのですね。
ドローンとつながり続けられるアフターサービスの数々
——ところで、スクールは卒業したものの、その後ドローンを飛ばす機会がほとんどない、取得した資格を活かせていないという人は結構いるようですが……。
資格を取ること自体が目的ではなく、資格を取った後にいかにドローンを楽しんだり役立てたりすることができるかが重要です。
私どもとしましても、講習を修了された方には業務用途であれ趣味目的であれおおいにドローンを飛ばしていただきたいと願っています。
ですから、ドローン操縦の継続に役立つ物や事を卒業生特典として提供させていただいています。(下図参照)
[画像出典]STWドローンスクール様公式サイト
各種ありますが、たとえばドローン練習場2時間無料特典は、まさに「資格は取ったけど飛ばす場所がない」というケースの多い都市圏の方向けです。
——「ドローンコミュニティご招待」ともありますが、ドローンコミュニティというのはどういった集まりなのでしょうか。
いうなればドローンの懇親会ですね。ご卒業生様にお声がけして、ドローン関連の最新情報をご提供したりと、軽くですがドローンを飛ばす機会を持ったり、お食事をお召し上がりいただきながら情報交換していただいたりといった感じです。
趣味目的の方のご参加もありますし、お仕事関係で横のつながりを作りたいという方にもご参加いただいています。
母体が旅行会社だから可能なドローンツアー
——この「ドローンツアーの10%OFF」という特典は……?
ライセンスを取得された方向けに、おすすめ空撮スポットをインストラクターとともに巡るドローンツアーを企画・開催しているのですが、卒業生の方なら1割引でご参加いただけるというものです。
ただおすすめスポットを回るというだけではなく、ドローンを飛行させてよいかの確認や許可取りといった手続きを含め面倒なことはすべてこちらで引き受けるので、気軽でしかも安心して空撮を楽しめるということで人気なんですよ。
直近だと、世界自然遺産に登録されている奄美大島2泊3日のドローンツアーを昨年11月に開催しましたが、こちらも大好評でした。
実はこうした企画旅行は、旅行業登録(いわゆる旅行業免許)がないと取り扱えません。
ですので、このドローンツアーも母体が旅行会社であることが活きている例だと思います。
——母体が旅行会社でなければ無理となると、ツアー開催は他校にはない大きな強みですね!
エス・ティー・ワールド ドローンスクールで旅気分のドローン講習を
——最後になりますが、「なんか楽しそうだな。エス・ティー・ワールド ドローンスクールについてもっと詳しく知りたいな」と思った場合、どうすればよいですか?
当校公式サイトで詳細をご覧いただけるほか、弊社新宿サロンでも資料をご用意しているのはもちろん、カリキュラムなどについてのご説明もさせていただきます。
もしも和歌山校までお越しいただけるのであれば、無料体験相談会で実際にドローンに触れていただくこともできます。
もちろん、お電話でのお問い合わせも承っていますし、メールでご説明させていただいたり、Zoomを介してお話しさせていただいたりといったことも可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
エス・ティー・ワールド ドローンスクールについてもっと詳しくお知りになりたい方、問合せ先情報をご覧になりたい方は、こちらをご参照ください。
純粋にドローンを飛ばすことを楽しみながらちゃんと資格も取れる。そんな充実した時間を過ごしていただけるエス・ティー・ワールド ドローンスクール(ソラガク 大阪 和歌山校)で皆さまのお越しを心よりお待ちしています!
さいごに
広々とした場所で気持ちよくドローンを飛ばせるだけでなく、観光気分まで味わえる。しかも交通費や宿泊費が込み込みというパッケージツアー感覚の講習が大きな特長といえるエス・ティー・ワールド ドローンスクール。
お話を伺った西向様ご自身も以前は旅行業務に従事されており、そのインタビューの中でも母体である旅行会社由来のホスピタリティが随所に感じられました。
西向様が「旅行会社の遺伝子が息づいている」と表現する同校の講習は、ライセンス取得に向けた勉強に緊張感を覚えてしまう方、訓練漬けだなんて肩が凝ると感じる方にとっても、学ぶ以上に楽しめる時間となるのではないでしょうか。
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