当サイト・ドローンナビゲーターでもご紹介している和歌山県の「ドローンスクール ソラガク」の運営会社、エスティーワールドさんでドローンを飛ばすことが出来る「ドローンツアー」を開催しているのをご存知でしょうか?
今回、業界初の「ドローン海外ツアー」の開催が決まったということで、株式会社エス・ティー・ワールド ソラガク大阪和歌山校スクールマネージャー西向慎一様と、フィリピントラベルファクトリー・ゼネラルマネージャー稲葉 裕子様のお二人に詳しくお話を伺ってきました!
右上:ドローンナビゲーター責任者・房宗、左上:ドローンナビゲーターライター・江村
右下:フィリピントラベルファクトリー・ゼネラルマネージャー稲葉様
左下:株式会社エスティーワールド ソラガク大阪和歌山校スクールマネージャー西向様
目次
【ドローンツアー概要】
ツアー名 |
≪海外ドローン撮影ツアー第一弾・フィリピンのネイチャーアイランド・ボホール島≫1000を超える幻想的なチョコレートヒルズとホワイトサンドのロングビーチを狙え!【エアアジア直行便利用】 4日間 |
旅行日程 |
4日間 |
目的地 |
セブ島 |
旅行代金 |
146,800円〜192,800円 2023年07月27日~2023年10月22日出発 大人1名あたり |
お申込み期限 |
ご出発日の35日前まで(⼟⽇祝⽇除く) |
最少催行人数 |
2人 |
食事条件 |
朝3回/昼1回/夜0回 |
現地係員 |
現地係員のみ(添乗員なし) |
利用予定航空会社 |
フィリピンエアアジア |
座席クラス |
エコノミークラス |
利用ホテル |
【セブ島】 サミット ギャラリア /Deluxe Twin Room |
備考 |
パスポート有効期間について ■国際観光旅客税について ■出発地空港税について ■現地税について |
【紹介動画】
第1弾目の海外ドローンツアーは、立地も自然も観光も大満足なフィリピン・ボホール島!
──本日はよろしくお願いします。まず、こちらのフィリピン・ボホール島のドローンツアーは、どのような経緯で開催が決定したのでしょうか?
「はい。今までも洞爺湖や奄美大島で、ドローンを現地で飛ばせるツアーを開催しており、ある程度ドローンツアーのノウハウが出来てきていました。そしてこの度、新型コロナウイルスの位置づけが5類感染症に変更され、入国規制が日本への入国に関しては撤廃されました。事実上コロナ前と同じように海外旅行が楽しめるようになったということで、海外でもドローンツアーを実施しよう、という話になったんです」
──そうなんですね。その第1回目となる海外ツアーの目的地を、フィリピン・ボホール島にした理由を教えてください。
「まずはフィリピンの立地ですね。お客様から、海外でドローンツアーを開催するなら近場でやってほしい、という声があったんです。フィリピンなら、日本から5時間程度で行くことができるので、4日間という日程で旅行のスケジューリングが可能です。そこまで長期休暇を取らなくても参加できますし、時差もほぼないので、海外でありながらも、比較的楽にご旅行を楽しんでいただけると思います」
──確かに気軽に参加しやすい日程ですね。その他に、ボホール島を選んだ理由はありますか?
「あとはなんといっても、フィリピン・ボホール島は自然豊かで、本当に美しい場所なので、皆様にもその絶景をぜひドローンで撮影していただきたいと思いました」
──私もボホール島の資料を見せていただきましたが、本当に素敵なところですよね。ボホール島の魅力を詳しく教えてください。
「はい。美しい大自然あふれるボホール島の魅力について、ご紹介させていただきます」
ボホール島の象徴!世界遺産候補となっているチョコレートヒルズ
世界遺産候補になっているチョコレートヒルズは、大小1000個以上のカルスト地形(小山)からなる美しい山々で、乾季には茶色に色づき、まるでチョコレートの丘のような風景が広がります。
雨季には丘が青々とした緑色になり、季節によって異なる表情を魅せます。
島の中心部にあるチョコレートヒルズの展望台からは、360度の壮大な景色を楽しむことができます。
また、チョコレートヒルズ・アドベンチャーパークでは、空中自転車やジップラインなどのスリル満点のアクティビティも楽しめます。約45mの高所からの空中散歩はまさに絶景!
暫定世界遺産をドローンで撮影するという、なかなかできない特別な体験をしていただけます。
アジアビーチの雰囲気をたっぷり堪能!アロナビーチ
アロナビーチは、ボホール島から橋でつながっているパングラオ島にあるパブリックビーチです。美味しいレストランやバー、お土産屋が充実しており、安心して楽しめる人気の観光地となっています。海のアクティビティはもちろん、ビーチで水平線を眺めたり、夕日を楽しみながらゆっくりと過ごすこともできます。日が落ちたら、キャンドルの灯るレストランでシーフードや世界各国のディナーを堪能したり、雰囲気の素敵なバーでお酒を楽しむのもおすすめです。
遭遇率ほぼ100%!ウミガメと出会えるダイビングスポットも
ボホール島のすぐ近くに浮かぶバリカサグ島には、世界有数のダイビングスポットがあります。水深の浅い砂地と、ドロップオフ(海の底へと続く急斜面)の両方を備えており、初心者も上級者も楽しむことができます。
ウミガメが多く生息し、遭遇率はほぼ100%!憧れのウミガメとのツーショットも可能です。
また、ギンガメアジの大群「ギンガメトルネード」や、ジンベイザメも近くで見ることが出来るかもしれません。ダイビングツアーやシュノーケリングツアーも追加で手配が可能なので、ドローン撮影だけでなく海でも存分にボホール島を満喫できるプランが組めるのも、旅行会社が主催するドローンツアーならではの魅力ですね。
観光もショッピングも楽しめる!
せっかくなので、ドローン以外にもボホール島観光を楽しんでください。世界一小さなメガネザルターシャを見に行くツアーや、高台から360度、チョコレートヒルの絶景を眺めていただいたり、タグビララン市の周辺にはいくつかショッピングモールも存在するので、お買い物も楽しめます。家族やグループで盛り上がれるアクティビティオプションも多数ありますので、ぜひボホール島を余すところなく満喫して欲しいです」
──自然あり、ビーチあり、観光もショッピングも堪能できるなんて最高ですね。
※ツアーに含まれる内容と、別途追加出来るオプションについての詳細はエスティーワールドにお問い合わせください。
悪天候・トラブルにも柔軟に対応出来るスケジューリング
──旅行中、ドローンを実際に飛行させられる時間はどれくらいありますか?
「はい。ドローン撮影がスケジュールのどのあたりで可能か、下記の旅行日程表をご覧ください」
【フィリピン・ボホール島ドローンツアー日程】
1日目 宿泊地セブ島 |
成田発18:30頃⇒セブ島着22:25頃 エアアジア航空にて空路セブ島へ。 |
2日目 宿泊地ボホール島 |
早朝、ホテルから港までお送り致します。 【06:00予定】セブシティ発 【到着後】 ベルビューにリゾート移動し、名物の美しい夕日を見ながらディナーをお楽しみください。 |
3日目 宿泊地セブ島 |
【午前中】 ※リゾートでの撮影は人が周りにいるところからの発着や、リゾート敷地内を飛行させる行為は禁止です。 【12:00】 【午後】 【16:20予定】タグビララン発 ご到着後、現地送迎スタッフがお出迎え、その後ホテルへご案内致します。 |
4日目 |
空港までスタッフがお送りします。 セブ島発11:55頃⇒成田着17:30頃 成田到着後、自由解散となります。お疲れ様でした! ※お食事について、より詳しいスケジュール等はエスティーワールドにお問い合わせください。 |
「実際のドローン飛行に確保している時間は、全日程内で2〜3時間ぐらいだと思います。予備バッテリーを数本用意しておくと、効率よく撮影できますよ」
──素敵なドローン映像が撮れそうな場所やシチュエーションですね。悪天候などにより、ドローンの飛行ができなくなってしまった場合はどうなるのでしょうか?
「はい。4日間の内、2日目と3日目にドローン撮影の時間を組み込んでいるので、天候等で飛ばせられなかった場合でも、翌日にドローン時間を移行できるよう配慮した行程となっています。ボホール島では、雨が降ってもしばらくすると止むことが多いので、できる限りドローン飛行ができるように、スケジュールに関しては柔軟に対応していこうと考えています」
──天候はどうにも制御できない要素ではありますが、そういった対応があると安心できますね。
高度なドローン操縦技術はなくてもOK。スクール卒業生には旅行代金10%オフの特典あり!
──続いては、ボホール島のドローン規制についてお伺いします。島内の規制は厳しいですか?
「ボホール島のドローン規制は、それほど厳しくないです。今回はフィリピン民間航空局(CAAP)に独自ルートで確認を取り、以下のルールを遵守すれば一旦は問題ない、という旨の回答をいただいています。
・地上400フィート(121,9メートル)を超えて飛行しない
・地上40フィート(約9メートル)より高く飛行させる
・空港から10キロメートル(6マイル)未満の距離は飛行しない
ですので、チョコレートヒルズや綺麗なビーチなど、みなさんが撮りたいと思うような景色はたっぷり撮影していただけます」
──そうなんですね。大自然の中、思いっきりドローンを飛ばせるのはとても魅力的ですが、やはりある程度の操縦技術がないと、旅行先でドローンを飛行させるのは難しいですか?
「そうですね。全くの未経験で、ドローンに触ったことがない人は難しいかもしれないですが、ドローン飛行経験のある初心者レベルであれば大丈夫だと思います。
というのも、ドローンの操縦方法は簡単にいうと8種類しかないんですね。上げる、下げる、左右への移動、左右の回転、前、後。それにプラス、カメラを動かすという動作。この操縦が出来れば、撮影することは可能です。
ドローンは離発着時が1番気をつけなければいけませんが、離発着しやすい場所や環境をしっかりと視察し、準備しています」
──操縦未経験の方は、日本でドローンの飛行練習が必要なんですね。
「はい。いきなり海外で初飛行となると、やはり安全性の問題が出てまいりますので、日本で事前に操縦練習をしていただくことを強くお勧めしています。
当社でも和歌山でドローン講習をおこなっております。ドローンスクールと旅行がワンストップで出来るというのは当社の強みでもありますし、スクールの卒業生はツアー代金10%オフになる特典もつきますので、ぜひスクール受講のご検討もしていただければと思います」
ツアーに持っていく機体は、重量250g以上のドローンが安定感もあるのでおすすめ
──こちらのツアーに参加する際、ドローンは自分の所有する機体を持っていきますか?
「はい。ドローン本体や機材に関しては、日本からご自身でお持ちいただくことを原則としています。お持ちでない場合には、当社の機体をレンタルなど対応できますが、台数に限りがあるので事前にご相談ください」
──ツアーに持っていくドローンはどんな機体がおすすめでしょうか?
「そうですね。DJIのMini3やAIR2S・Mavic3などの通常の機体であれば問題ございません。Mini2(機体重量199g) などの軽量な機体でも飛行は可能ですが、海沿いなどは風が強いことも考えられるので、できれば、Mini3(249g)以上の機体をお持ちいただくことをお勧めします。AIR2S(595g)は、フィリピン支店・ゼネラルマネージャーの稲葉も使用しておりますが、サイズ感や安定性もちょうどいいとのことでした」
──なるほど。軽量ドローンは持ち運びは便利ですが、風に煽られやすいというデメリットがありますね。その他に、こんな機体はおすすめできない…というタイプはありますか?
「はい。FPV(一人称視点)ドローンは相当な技術が必要で、海外で飛ばした場合対人への衝突などの可能性もあり得るため、基本的にはご容赦いただいております」
──わかりました。せっかくのドローンツアーですから、安全に楽しみたいですよね。それでは続いて、ドローンを海外に持っていくということで、気をつけるべきポイントなどあれば教えてください。
「まず、バッテリーは必ず機内持ち込み出来る手荷物でお願いしたいです。また、日本と比べると海外は置き引きなどといった盗難の危険性も高まりますので、荷物の取り扱いには十分ご注意ください。そして、持ってくる方はいらっしゃらないとは思うのですが、産業機(点検・測量・農業などに使われる業務用ドローン)の場合は、日本から持ち出せない場合がございます」
──先程の、おすすめ機体としてお話ししていただいた、通常空撮で使うMavicやAIR2S、Mini3であれば問題ないということですね。
「はい。その通りです」
安心・安全にドローン旅行を楽しめるのがエスティーワールドツアーの魅力
──エスティーワールド様のような旅行会社が企画したツアーではなく、個人の海外旅行でドローンを飛ばしたいと思ったとき、飛行手続きなどを自分で行うのは大変ですか?
「そうですね。ドローン関連の規制や法律は変更・改正も多く、その国の飛行規約を自分で調べ、正確に把握するというのがまず大変かなと思います。また、現地に行った場合でも、実際は何も問題がないにもかかわらず、難癖をつけて無駄な金銭を要求されるというケースも考えられます」
──やはり海外は言葉の壁や、ローカルルールなどが存在して難しい部分が多いんですね。
「はい。そういった部分も含め、今回の当社ツアーの場合、ドローン飛行時は現地の言葉も話せるスタッフや、日本語アシスタントがサポートいたしますので、安心していただけるかと思います。また、「安全に飛行させられる場所」ということだけでなく、「より綺麗な風景や映像が残せる場所」という観点からも視察し、撮影場所を決定しています。
安心・安全にドローン旅行を楽しんでいただけるのが、当社をご利用いただく大きなメリットだと感じます」
──なるほど。確かにその通りですね。それでは最後に、ボホール島ドローンツアーを検討されている方にメッセージをお願いします。
「国内のドローンツアーに参加されたお客様から、ドローンだけじゃなく観光や買い物も楽しみたいというお声が意外に多かったんです。それも踏まえ、今回の海外ドローンツアーはフィリピン・ボホール島を思いっきり楽しんでいただける内容になっています。
暫定世界遺産や美しい景色をドローン映像におさめるだけでなく、観光や食事、ショッピングも満喫していただけます。
また、ホテルをグレードアップしたい、延泊したいといった旅のアレンジや、オプションツアー追加のご相談も承りますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います」
──今後も、海外ドローンツアー第2、第3弾と続く予定はありますか?
「はい。今後も、スクールと旅行が一体となる当社の強みを生かし、他の国でもドローンツアーの開催を予定しています。日本では見ることのできない景色を、ドローン映像と記憶に残すお手伝いをしていきたいです」
──本当に素敵なツアーで、私も参加したいと思いました。本日は貴重なお話をありがとうございました。
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