「ドローンを買おう!」と思い立ったはよいけれど、どこで買えるのかを知らないことに気づいて困っていませんか?
ドローンを取り扱っているお店を見かけたことはあっても、果たしてそのお店で購入するのが得策なのかわからず迷っているという方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、あなたが手に入れたいと思っているドローンはどこで購入するのがおすすめかを次のようにご紹介しています。
- DJIのドローン →DJI正規代理店
- DJI以外の機体重量100g以上のドローン →できれば正規代理店。ただし店舗との距離にもよるのでケースバイケース
- トイドローン →基本的にどこでもOK。見比べたいなら実店舗
- 自作ドローン →ラジコンショップやドローン専門店
- 農薬散布ドローン →近隣の地域密着型の販売店
本文中でおすすめの理由も説明していますので、併せてご覧ください。
また、おすすめと判明した販売店をどう探せばよいかや、ドローンを購入できる場所にはどういった種類があるのか、販売店選びや実際の購入時の注意点についても解説。
本記事をお読みいただければドローンを購入しようとする際のさまざまな疑問がきれいに解消するはずです。
ドローンの購入をお考えなら、ドローンそのものだけでなく「どこで買うか」も要検討事項ですので、ぜひ本記事をご参考になさってください。
買いたいドローンの種類別おすすめ販売店
ドローンの適切な購入先は「買いたいドローンの種類」によって変わってきます。
趣味用途を想定したドローンもあれば産業用途で使うことを前提としたドローンもあり、海外のA社製ドローンもあれば国内のB社製のドローンもあります。
したがって、あのドローンを買うのに最適だったお店がこのドローンを買うには向いていなかったということも当然あるため、気をつけたいところです。
まずは、本記事をお読みくださっている皆さまが一番気になっているであろう「買いたいドローンの種類ごとのおすすめ販売店」を一気にご紹介していきます!
DJIのドローンを買いたい ▶︎DJI正規代理店がおすすめ
ドローンといえばDJI。圧倒的なシェアを誇る世界最大手ドローンメーカーです。
そんなDJI社製のドローンを買いたい場合のおすすめ販売店は、DJIの正規代理店です。
なぜなら、DJI製品に詳しいスタッフの説明を受けながら、実物を実際に見たり試しに飛ばしたりできるから。
また、公式サイトにある通り、正規代理店(認定ストア、正規販売代理店、特約販売店)以外でDJI製品を購入した場合、修理サービスの対象外となってしまうほか、保証期間内の故障でも無料保証の対象外となることがあるからです。
弊社の認定ストア、正規販売代理店及び特約販売店以外で製品を購入された場合、保証期間内の故障でも無料保証の対象外となることがありますのでご注意ください。
DJI公式サイトに記載されている注意事項
DJIの正規代理店の探し方
DJIの正規代理店は、公式サイトの「取り扱い店舗を探す」のページで探せます。
マップ上部の検索対象指定箇所で「実店舗」を選択すれば、全国の正規代理店がマップ上に表示されます。
また、場所検索欄に地名を入力すれば特定エリア内の正規代理店が絞り込まれますので、自宅近辺の店舗を検索可能です。
見分けづらい場合も多いが、選べるなら一次代理店がベター
DJIに限らず、またドローンに限らず、代理店にも階層があることはごく一般的で、たとえばDJIの代理店にも「正規販売代理店」と呼ばれる一次代理店と「特約販売店」と呼ばれる二次代理店が存在します。
販売からアフターサービスまで一貫して請け負うことをメーカーと正式に契約しているのが一次代理店で、その傘下である二次代理店に対し製品の卸売りを行います。
一次代理店か二次代理店かは見分けづらいですが(目安となる見分け方は後述)、もしもどちらかを選べるのであれば、二次代理店に比べ次に挙げるような優位性があると考えられる一次代理店がベターでしょう。
- 品揃えが豊富
- DJI製品に関する情報量が多く、最新情報にもいち早くアクセスできる
- 試しに飛行させるためのコーナーなどの設備も充実している場合が多い
- キャンペーンが開催され割引価格で購入できる場合に速やかにキャンペーン価格が反映される
- メンテナンスや修理といったアフターサービスが手厚い
一次代理店には、たとえばDJI認定ストア 東京虎ノ門(株式会社セキド)などが挙げられます。
《一次代理店の見分け方》
DJIの販売代理店各店が「うちは一次代理店です」と看板を掲げているわけではないため、特定の店舗が一次代理店なのか二次代理店なのかを見分けるのが難しいことも多いでしょう。
見分け方としては、
- 店舗公式サイトに「DJIの一次代理店です」と書かれている(場合がある)
- 店舗公式サイトに「代理店を募集しています」など二次代理店募集広告が掲載されている
といったものがあります。
DJI以外の機体重量100g以上のドローンを買いたい ▶︎できれば正規代理店がおすすめだが、店舗との距離にもよるのでケースバイケース
DJI製以外のドローンで機体重量が100g以上のもの(ごく小型で軽量のいわゆるトイドローンではなく、航空法の規制対象となる機体)を買う場合には、近隣の販売店、できればメーカー公認の正規代理店がおすすめです。
正規代理店でなら、そのメーカーの機種に詳しいプロのアドバイスを受けられることも多いでしょう。
しかし、最大手のDJIほどには取扱店が多くないため、正規代理店にこだわると遠方に買いに行く他ないことも。
購入後のアフターサポートのことまで考えると、店までの距離も重要な比較検討ポイントとなってきますので、その辺りの兼ね合いとなってくるでしょう。
ケースバイケースですが、正規代理店が遠方にしかないのであれば、近隣の販売店での購入が妥当な場合も多いと当メディアでは考えます。
《マイナー機種は実店舗がないケースも多い》
あまり名前を知られていないような比較的マイナーなメーカーの製品の場合、実店舗での販売が行われていないケースも少なくありません。
そうした機種を購入したい場合には、オンラインストアでの購入が唯一の選択肢となることも多いようです。
なお、国内での販売がなく、海外オンラインストアしか購入ルートがないような場合には、購入する機体に技適マークがついておらず電波法違反となってしまう可能性もありますので注意が必要です。(詳細後述)
トイドローンを買いたい ▶︎基本的にどこでもOK。見比べたいなら実店舗がおすすめ
あくまで遊びとして飛ばすことを想定している機体重量100g以下のいわゆるトイドローンの場合、購入後のサポートが必要となる場面はほとんどないため、購入場所を気にする必要はさほどありません。
ですが強いて言うなら、少なくとも外箱に入った状態のものを、運が良ければ見本品として並んでいる実物をじっくり見比べられるという点で実店舗(家電量販店や玩具店など)がおすすめです。
アフターフォローの充実度などは気にせず、品揃えが多い、敷居が低くて気後れせずに入店できる、貯めたい種類のポイントが付与されるといった条件に応じて「買いやすいお店で買う」のが基本となるでしょう。
万一初期不良などがあった場合の対応は小型電化製品などと同様で、メーカーに直接連絡することになります。保証書が付属し、保証期間内であれば無償で対応してもらえる点も同じです。
オンラインでサクッと購入するのも選択肢
トイドローンは数千円とごく手頃な価格であることが多いですので、思っていたのと少し違う可能性を許容できるなら、ネットショッピングで購入するのも便利です。
また、失敗しても諦めがつくと割り切れるのであれば、フリマサイトやネットオークションでの購入も選択肢となるでしょう。
ドローンを自作したい ▶︎ラジコンショップやドローン専門店がおすすめ
既存の機体を大幅に改造したり、各パーツを揃えて一から自作する場合には、機体やパーツの購入先としてラジコンショップやドローン専門店がおすすめです。
一般的な販売代理店でもちょっとしたカスタマイズなら対応可能な場合が多いですが、大改造となると対応範囲外だからです。
車でいえばF1カーのように、カスタマイズにより機体性能を最大限引き出すことが鍵となるドローンレース用のFPVドローンは特に改造・自作されることが多く、ドローンレース愛好者にとっては欠かせない種類の販売店でもあります。
マニアックと言えるほどの知識を持った店主やスタッフが熱心に教えてくれることも多いのがこの種のお店の特長で、こうしたお店とのつながりは自作ドローンに熱中している人にとり貴重な財産といえるでしょう。
ラジコンショップやドローン専門店をはしごしたいなら秋葉原
国内随一の家電街である秋葉原(東京都)は多くのラジコンショップやドローン専門店が営業している街ですので、複数店を巡りたい場合にはおすすめのスポットです。
[参考]
スーパーラジコン東京秋葉原店
Cave RTA(FPVドローン・パーツ専門店)
HELIMONSTER(ドローン・ヘリ専門店)
農薬散布ドローンを買いたい ▶︎近隣の地域密着型の販売店がおすすめ
農薬散布機を買う場合は、近隣にあってアクセスしやすい、いつでも気軽に頼れる地域密着型の販売店がおすすめです。
なぜなら、「ノズルからの農薬噴霧がなんとなく調子が悪いような気がする」「久しぶりに使うのでタンクの取り外し操作をもう一度教えてほしい」など、ちょっと相談したいことが日々出てくる可能性が高いから。
農薬散布機の主な使用場所である郊外や地方から都市部の大規模販売代理店まではかなり距離があることがほとんどですし、そうした大手のスタッフがユーザーの圃場まで個別にちょくちょく手助けに来てくれることはまず期待できません。
何か問題があったときにすぐに駆けつけてもらえること、ちょっとしたことでも気軽に尋ねたりお願いしたりできる関係性を優先して販売店を選びましょう。
手厚いサポートを期待できる場合が多い地域密着型
機体購入後に行う初期設定やアクティベーションといったセッティング作業に自信がなくても、地域密着型の販売店であればそうした作業を引き受けてもらえる場合が多いでしょう。
そもそも機械の操作が苦手といった方にとってはなおのこと地域密着型の販売店がありがたいといえます。
ドローン販売店の種類・形態9種類とそれぞれの特徴
ドローンを販売しているお店の種類はさまざまです。
適切な購入先は買いたいドローンの種類によって変わってくることは「買いたいドローンの種類別おすすめ販売店」の章でご説明済みですが、同章で言及したもの以外も含め、ドローンの販売店にはどういった種類・形態のお店があるかをご紹介します。
正規代理店
ドローンメーカーから自社製品を販売することを正式に許可され、メーカーに代わり営業・販売・アフターサービスなど一連の営業活動を行うのが正規代理店です。
DJIのように一次代理店(正規販売代理店)と二次代理店(特約販売店)に階層化されている場合は、消費者が抱くイメージとして一次代理店は「メーカー直下のお店」に近いでしょう。
(ただし実際には一次代理店といえどもあくまでメーカーと契約関係にあるお店であり、メーカーの販売部門でもなければ子会社でもありません)
特定メーカーの製品しか扱っていないことも多いため、どのメーカーのドローンを買うつもりかがある程度固まってから訪れるのが望ましい種類のお店ですが、いざ購入するとなれば格別の安心感があるといえるでしょう。
公式オンラインストア
公式オンラインストアを運営しているメーカーも少なくありません。
これまでレンタルで利用していた機種を自前で用意することにした場合や、破損してしまった機種を再度購入する場合のように実機を見る必要がないなら、公式オンラインストアでの購入は大変便利でおすすめです。
なお、DJI製品も公式オンラインストアで購入可能で、修理はDJI JAPANカスタマーセンターでの対応となりますが、間に代理店を挟まず直接やり取りするためスムーズですので、かえって安心に感じられるかもしれません。
産業機の取り扱いはないのが一般的
便利な公式オンラインストアですが、購入可能なのは基本的にコンシューマー機(広く一般向けの機種)のみと考えておきましょう。
産業機はメーカーや販売代理店に問い合わせることからスタートするのが基本であり、定価も明示されていないことが一般的だからです。
Amazonや楽天市場などの総合ECサイト
Amazonや楽天市場といった総合ECサイトでもドローンは取り扱われており、割合としてはトイドローンが多いですが、マイナーなメーカー製の廉価なドローンなども見つかります。
また、DJIは直営オンラインストアに加え、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3つのECサイト内にもオフィシャルストアページを開設しており、総合ECサイト内ではあっても正規代理店となります。
日頃から特定のECサイトを利用する方にとっては、住所の入力や支払い情報の登録などの手間が不要で便利ですし、ポイントを貯めているのであればまとまったポイント数を獲得するチャンスでもあるため魅力的な購入先といえるでしょう。
並行輸入品は技適マーク有無を念のため確認
総合ECサイトでは、正規ルートでの購入よりも安く販売されている並行輸入品も見かけます。
そうした機体については技適マーク(技術基準適合を証明するマークで、日本国内を飛行させるドローンは取得必須)の有無を念のため確認した上で購入しましょう。(詳細後述)
家電量販店
ヤマダデンキ、ヨドバシカメラ、ケーズデンキ、ビックカメラといった大手家電量販店でも、都心部の大型店を中心にドローンが取り扱われています。
専門店的な雰囲気のお店に入るのが苦手な方や、まずは見てみるだけのつもりという方にとっては、敷居が低く気軽に立ち寄れる家電量販店は特におすすめといえます。
家電量販店のドローン売り場は充実傾向
なんといっても家電製品のお店。ドローンなんて家電製品の並んでいる隙間に申し訳程度に陳列されているだけなのでは?—— もしもそんな風に思っているなら、売り場面積の広さ、品揃えの多さ、場合によっては体験飛行スペースまで用意されていることに驚くでしょう。
規模の大きい店舗であれば20機種前後も並んでいることもあり、また、関連資格を持つ店員がいる店舗であれば詳しい説明を聞いたり疑問点について質問したりすることも可能です。
ドローン専門店ではないという点で物足りなく感じる向きもあるかもしれませんが、近年の家電量販店ではドローン売り場が充実傾向。今や購入先の有力候補なのです。
ラジコンショップ
必ずしもすべてのラジコンショップがドローンを扱っているわけではありませんが、趣味で飛ばす場合のドローンはラジコンの延長線上の感覚であることから、ドローンも扱うラジコンショップが増えてきています。
もともとが趣味用途に振り切ったスタンスのお店ということもあり、他店ではなかなか見かけないような機種が見つかったり、店主のドローンに関する知識量が極めて豊富だったりすることが少なくないのがラジコンショップです。
メジャーな機種以外も幅広く見ておきたい、一般的な知識以上の裏話的な話まで聞いておきたいという人に向いている種類のお店といえるでしょう。
なお、いわゆるマルチコプターだけでなく、ヘリコプタータイプも取り扱っているところも多いようです。
ドローン専門ショップ
ドローンや関連パーツ類だけを扱う専門店も、数は限られますが存在します。
産業機まで幅広く取り扱っているショップもある一方で、トイドローンやFPVドローンに特化したショップも。
こちらもラジコンショップ同様に、ドローンに詳しい店主やスタッフに説明してもらえますので、自分なりに勉強する中で出てきた疑問について質問したい方などにはピッタリのお店です。
また、「FPVドローンの面白さにハマっていて、さらに速く飛ばすためのカスタマイズを追求したい」といったような方にとっては単なる機体の購入先を超えた“行きつけの店”となる可能性の高いお店といえるでしょう。
カー用品店(オートバックス)
全店舗で取り扱っているわけではありませんが、カー用品店「オートバックス」でもDJI製ドローン各機種が販売されています。(オートバックスグループとしてDJIと正規代理店契約を結んでいます)
車で楽にアクセスできる場所に店舗があることが多く、郊外や地方に居住している方には特におすすめの販売店です。
同店がドローンを扱うようになった理由としては下記のようなものが考えられますが、ひと言で言えば「車とドローンは相性がよい」ということでしょう。
- 敷地に余裕があって操縦体験などを行うスペースに困らない
- 趣味でドローンを飛ばしに行くロケーションの多くは車でのアクセスが向いている
- ドローンユーザーに多いとされる40〜50代男性が店舗の客層と重なる
わざわざ都心部まで出かけなくてもじっくりとドローンの品定めができる貴重な場所といえます。
ドローンスクール
講習を受けに通ったドローンスクールで機体を買ったという方は少なくありません。
実際、ドローンスクールが販売代理店を兼ねていることは一般的で、受講生に対する割引価格(あるいは受講料とのセット割引価格)を設けているスクールも多いようです。
スクールは、ドローン購入後もアドバイスや困ったときの相談、練習場所の提供、ドローン仲間の集まりへの招待など卒業生に対するサポート各種を望む方におすすめの購入先といえるでしょう。
機体本体のケアだけでなくドローンを継続的に飛ばしていくためのソフト面でのフォローまでまとめてしてもらえるという心強さが、スクールを通じた購入の大きなメリットです。
トイザらスなどの玩具店、ドンキホーテ
ドローンを販売している例が多く見られるトイザらスなどの玩具店やドンキホーテは、本格的な雰囲気の漂うお店だと尻込みしてしまいがちな方でも臆せず入店できる種類の販売店といえます。
また、玩具店には当然おもちゃがたくさん並び、ドンキホーテもドローンだけを見に行く場所というよりは「ついでにドローンも見られる場所」といった位置付けに近いといえますので、ご家族連れで立ち寄りやすいのではないでしょうか。
スタッフによる詳しい説明は期待できませんが、複数メーカーの複数機種を(多くの場合外箱に入った状態ではありますが)実際に見比べた上で買えるのも利点といえるでしょう。
基本的にはトイドローンが中心の品揃え
玩具店やドンキホーテで扱っているのは子どもでも楽しめるようないわゆるトイドローンが中心であり、価格帯としてもごく手頃なものがほとんどです。
(ただしドンキホーテについては、数は少ないもののDJIの販売代理店が入っている店舗もあり、そうした店舗ではDJI製品を購入可能です)
具体例としてはたとえば次に挙げるような機種が取り扱われています。
◆ジャイロマスター G40 AH(希望小売価格7,480円)
[画像出典]ジョーゼン インターナショナル株式会社
◆トイザらス限定 ナイトホーク スタントドローン(希望小売価格4,990円)
[画像出典]トイザらス
◆SMAO S5 Pro(販売価格7,678円)
[画像出典]株式会社FUGU INNOVATIONS JAPAN
◆アクシススパイダー MOVIE Ⅲ(実勢価格5,000〜8,000円)
[画像出典]有限会社トップエース
◆リアルライブ テトラル フルガード(希望小売価格9,438円)
[画像出典]株式会社バンダイ
ドローン販売店の探し方
ドローンの種類別のおすすめ販売店をはじめ、ドローンを購入可能なお店各種をご紹介してきましたが、そうしたお店を探す方法には次のようなものがあります。
メーカー公式サイトの取扱店情報を参照する
【こんなときに】
- 買いたいメーカーが決まっている場合
メーカー公式サイトに全国の販売代理店や取扱店の情報が掲載されていれば、それを参照しましょう。
都道府県ごとに探せる検索ページがあることも多いです。
[参考]
DJI – 取り扱い店舗を探す
Ryze Technology – Retail Store Map
京商 – 全国のRCホビーショップのご案内
《DJI認定ストア》
DJIの販売代理店の中には「DJI認定ストア」を名乗る店舗もあります。(DJI公式サイトの取扱店舗検索ページのマップ上で下図のように黒い丸として表示される店舗)
DJIによる認定制度は既に終了していますが、少なくとも過去にメーカーであるDJIのお墨付きをもらったことのある販売店であり、実際に幅広く迅速な対応を期待できるケースが多いです。
なお、日本国内で営業しているDJI認定ストアは、北海道に3店舗、東京・博多・大阪に各1店舗の計6店舗があるのみです。
メーカーに問い合わせる
【こんなときに】
- 買いたいメーカーが決まっている場合
必ずしもメーカー公式サイトに取扱店情報が掲載されているわけではありません。
そうした情報が掲載されていなければ、メールや電話などでメーカーのサポート窓口に問い合わせてみましょう。
なお、本格的な産業機の場合はそもそもメーカーへの問い合わせが前提となっているケースが多いです。
既にドローンを購入した知人に尋ねる
【こんなときに】
- 実際の購入者から機種や販売店の感想・評価を聞きたい場合
- 知人の紹介という形を取るほうが安心感がある場合
身近に既にドローンを購入した人がいるなら、どこで購入したかをその人に尋ねてみましょう。
その人が購入後のアフターサポートを受けたことがあれば、「その販売店で購入してよかったか、それとも失敗したと思っているか」までわかります。
農薬散布機のように地域密着型の販売代理店から購入する場合は特に、クチコミは大変貴重な情報源であるといえるでしょう。
店舗検索をする
【こんなときに】
- 買いに行きたいお店が決まっている場合
「オートバックスに見に行こう」「トイザらスに買いに行こう」といったように特定のお店を探すのであれば、そのお店の公式サイトで店舗検索をして、最寄りの店舗を調べましょう。
店頭販売と併行してネットショップでの販売も行っているお店は多いので、店舗まで距離がある場合や、買いたい機種があらかた決まっていて必ずしも複数商品を比較しなくても構わない場合などは、ネットショップでの購入も検討してみましょう。
Google検索する
【こんなときに】
- とりあえず近場のドローン販売店を知りたい場合
- 特定機種の購入先を探している場合
メーカーを問わずドローンを販売している店舗をざっくりと探す場合、ごくマイナーな機種やトイドローンのように販売代理店があるわけではない種類のドローンの取扱店を探す場合などは、まずGoogle検索をすることになります。
たとえば次のようなキーワードでの検索方法が考えられます。
- 近隣の販売店を探したい→ 「千代田区+ドローン」「神奈川県+ドローン」など地域名と「ドローン」の組み合わせ
- 特定機種の取扱店を探したい→ 「INGRESS BEYOND+広島」「Tello+店舗」など地域名や「店舗」「販売」「購入」といったワードと機種名の組み合わせ
ただし、メジャーなメーカーの機種でない限りネットショップの商品ページがヒットするケースが多いため、そうしたケースでどうしても実機を見た上で購入したい場合にはメーカーに問い合わせるなどする必要があるでしょう。
自治体に相談する
【こんなときに】
- 農薬散布機の販売店を知りたい場合
農薬散布機に有効な探し方として、役所の農業関連の課に相談するという方法もあります。
農業が盛んな自治体であれば、どこもいわゆるスマート農業の推進に力を入れています。
農薬散布ドローンについての情報を持っていることが多いはずですので、市区町村内にある販売代理店を紹介してもらえるでしょう。
ドローンを購入する販売店選びで気をつけたいこと
ドローンを購入する販売店を選ぶ際に気をつけたいことを確認しておきましょう。
購入後サポートの有無や種類は要確認
ドローンは買って終わりではなく、用途にもよりますが、購入後に下記のようなハード面およびソフト面でのサポートが必要となるケースが少なくありません。
- 故障時の修理
- メンテナンス・整備
- セットアップや調整
- フライトフィールドの無料(または割引)貸出
- スキル維持のためのフォローアップ講習
- 各種公的手続きに関わる相談あるいは代行サービス
- 空撮会などの参加料金優待
- ドローンユーザー同士の交流イベントへの招待
たとえば、DJIの正規代理店のうちでもメーカー認定整備士が在籍している店舗であれば、修理・点検が必要となった場合に迅速に対応してもらえるでしょう。
あるいは、赤外線点検を事業として行っているスクールであれば、慣れないうちは赤外線点検業務の現場への同行を依頼できることも多いはずです。
必要なサポートを受けられないと、せっかく買ったドローンを思うように活用したり楽しんだりできない可能性も出てきますので、自分が必要とする種類のアフターサポートを提供している購入先を選びましょう。
海外サイト経由で購入する場合は技適マークの有無をチェック
国によって価格差があるのはドローンも例外ではなく、同じ機種でも海外の業者から購入すると国内で購入するよりも割安で手に入る場合がありますが、電波法違反となる可能性があるので注意が必要です。
各国で電波法の規制を受けているドローンは、日本においても総務省の「無線設備に対する技術基準適合証明(技適マーク)」の取得が求められるため、普通に日本国内で販売されているドローンには技適マークがついています。
しかし、日本での販売を必ずしも想定していない機種は技適マークを取得していないことも多く、結果として電波法に違反することになってしまうことがあるのです。
海外サイトでの購入時は技適マークの有無を確認しましょう。
必要なスペックがわからなければ、機体選定もサポートしてくれる販売店で
ドローンは、使用用途に求められるスペックを基準に機種を選ばなければ、失敗する可能性が非常に高いといえます。
想定している使用用途にはどの程度の画質・精度・サイズが必要で、それを実現できるスペックを持つ機種はどれなのか ——— その辺りがよくわからない場合は、機体選定の段階からサポートしてもらえる販売店で購入するのがおすすめです。
豊富な現場経験を持つプロが機体選定の段階から相談に乗ってくれる販売店か否かは、その販売店の運営会社がドローンを使った事業を行っているかどうかで判別しましょう。
たとえば、ドローンを使った点検事業も行っている販売店ならドローン点検に適した機種を、空撮も請け負っているスクールなら求める映像クオリティ実現に過不足のないスペックの機種を教えてくれるはずです。
まとめ
▼ドローンの適切な購入先は、買いたいドローンの種類によって変わってくる。
▼ドローンの種類別のおすすめ販売店は次のとおり。
- DJIのドローン →DJI正規代理店
- DJI以外の機体重量100g以上のドローン →できれば正規代理店。ただし店舗との距離にもよるのでケースバイケース
- トイドローン →基本的にどこでもOK。見比べたいなら実店舗
- 自作ドローン →ラジコンショップやドローン専門店
- 農薬散布ドローン →近隣の地域密着型の販売店
▼ドローンの販売店の種類・形態には次のようなものがあります。
- 正規代理店
- 公式オンラインストア
- Amazonや楽天市場などの総合ECサイト
- 家電量販店
- ラジコンショップ
- ドローン専門ショップ
- カー用品店(オートバックス)
- ドローンスクール
- トイザらスなどの玩具店、ドンキホーテ
▼ドローン販売店の探し方には、次のようなものがあります。
- メーカー公式サイトの取扱店情報を参照する
- メーカーに問い合わせる
- 既にドローンを購入した知人に尋ねる
- 店舗検索をする
- Google検索する
- 自治体に相談する
▼ドローンを購入する販売店選びでは、購入後にどういったアフターサポートを受けられるかを確認しましょう。
▼海外の業者から購入する場合は、技適マークがついているかを確認しましょう。
▼自分の目的に必要なスペックがよくわからない場合は、運営会社が当該用途を事業として行っている販売店を選び、機体選定の段階からサポートを受けるのがおすすめです。