ドローン空撮は仕事に出来る?その答えと仕事獲得方法や年収を解説

ドローン空撮の魅力!必要機材・資格/許可申請から依頼相場まで解説

趣味で楽しんでいる、またはこれから始めようと思っているドローン空撮を、仕事にすることはできないかと考えた時、

「ドローン空撮って仕事としてやっていけるの?」
「実際にどんな仕事があるの?」
「必要な資格はある?」
「仕事の取り方、単価の上げ方ってどうやるの?」

このような疑問を持たれる方が多いのではないでしょうか。

そこで今回、そんな疑問やお悩みを解消するため、ドローン関係の会社の代表を務め、様々なドローン空撮のイベントや事業を企画・運営されているドローン空撮を知り尽くしたプロの方に、「ドローン空撮の仕事」について、詳しくお話をお伺いしました。

ドローン 空撮 インタビュー画像

この記事を読めば「ドローン空撮を仕事にしたいと思っているけれど、どう動いたらいいのかわからない」と悩んでいる方も、仕事にする為の具体的アクションが分かるかと思います。

ドローン空撮を仕事にしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ドローン空撮に興味のある方へ:あわせて読んでほしいおすすめ記事

ドローン空撮で撮れる映像の具体例/特徴や、ドローン空撮を始める前に知っておくべき重要な知識(資格/許可申請など)・必要な料金目安・ドローン空撮の仕事の獲得パターンなど、ドローン空撮(撮影)に関する全知識は、こちらの記事でより詳しく解説しています!

ドローン空撮(撮影)の魅力!必要機材・資格/許可申請から依頼相場まで解説

この記事は、実際にドローン関係の会社の代表を務め、さまざまなドローン空撮のイベントや事業を企画・運営されている方へのインタビュー内容を基にした記事になっています。

ドローン空撮を始める上で知っておくべき知識を網羅的に知ることができる記事になっていますので、ぜひこの記事とあわせてお読み頂くことをお勧めします!

ドローン空撮(撮影)は、副業であれば十分仕事にできる

ドローン空撮は、副業であれば十分仕事にできる

近年、ドローンの空撮映像をいろいろな媒体で見かけるようになり、ドローン空撮を仕事にしたいと考える方も増えてきています。

「ドローン空撮を仕事にできるか=それだけで生活していけるか」という疑問に対して、結論からいうと答えは「それだけでは難しい」です。

その大きな理由の一つとして、そもそもドローン自体の認知や法整備や進んでおらず、うまく需要に繋がっていないという背景があげられると思います。

今回、インタビューさせて頂いた空撮のプロの方からも、「ドローン空撮だけの収入で生活が出来ている人は少なく、8割程の方が副業・兼業で空撮業務を行っている」というお話をお伺いしました。

ですが、ドローン空撮を本業にするのは難しいかもしれませんが、副業としてならば十分仕事に出来ているということでもあります。

ドローン空撮を仕事にするにあたり、「ドローン空撮でたくさん稼ぎたい!」という気持ちで始めると、思うようにいかないことが多いかもしれませんが、「ドローン空撮が好きだから仕事にしたい!」というスタートであれば、副業・兼業で仕事にすることは十分可能です。

ドローン業界は今後、免許制などの法整備が進み、さらに市場は成長するといわれています。

ドローンの機体(種類)、ドローンが活躍する仕事や媒体、作品を発表する場なども、ここ数年で一気に増えているので、これからは稼げる副業、または本業として仕事に出来るかもしれません。

ドローン空撮(撮影)の4種類の仕事内容

ドローン空撮の仕事内容

それでは、ドローン空撮には一体どのような仕事があるのでしょうか。

この章ではドローン空撮案件内容を4つご紹介します

  • 映画、TV(各種番組・CM)
  • プロモーション撮影(アーティストのMV、企業HP・イベント時の撮影など)
  • ドローン空撮コンテンツを販売
  • インフラ点検

一つずつ詳しく解説します。

◆映画・TV

【どんな仕事内容?】
映画やTV番組、CMやドラマなどで使われる映像をドローンで撮影します。

案件の多くがクライアントから依頼され、空撮映像を撮影するという形になります。

ドローン空撮映像が使われている映画・CM

【映画】Red Notice FPV drone sequences動画

【TVCM】ニューBMW X3 15sec動画

ドローン空撮業界で映画やTV番組を仕事として扱うのは、かなり難易度が高いといえます。

その理由は、ハイレベルな映像クオリティ(画質の良さ・高い操縦技術と編集技術)が求められるので、高性能なドローンの機体と、高度なドローン技能が必須だからです。

映画やTVCMに使用できるドローンは高額で、トータルコストは数百万円にもなります。

案件自体の報酬は高いですが、仕事を請け負う側もそれなりの導入費用がかかります。

◆プロモーション映像

【どんな仕事内容?】
アーティストのMV撮影・企業HPで使う映像撮影・イベントの撮影等、商品やサービスなどのプロモーションに使われる動画や画像の撮影をします。結婚式で流すウェディングムービーや、集合写真といった個人用の撮影需要も増えています。

映画やTVと同じく、クライアントから依頼され、空撮映像を撮影するという場合が多いです。

ドローン空撮映像が使われているプロモーション映像

【MV】BUMP OF CHICKEN「シリウス」動画

【SNS集客用PR】サーフトリップ沖縄 動画

依頼側が芸能事務所であったり個人であったりと異なるので、案件ごとに求められるクオリティ、報酬にバラ付きがあります。

◆ドローン空撮コンテンツを販売

【どんな仕事内容?】
空撮映像・画像などを売買できる「ストックフォトサービス」といったサイトで自分の作品を販売。最近ではVR(※)素材映像などにも需要があります。

VRとは?

VRは「Virtual Reality」の略で、日本では「仮想現実」と表されています。

VR専用のゴーグルを装着すると360°の映像が映し出され、まるで実際にその空間にいるような感覚を得られる技術です。

VR使用画像

そのVR映像に、ドローンで撮影した風景や景色などが素材として活用されています。

自分で空撮映像や画像を撮影して、利用サイトなどに登録・販売するだけなので、始めるのは簡単です。ですが、買ってくれる人や見てくれる人がいないと利益にならないので、仕事とするほどの収入を得るのは難しいといえます。

◆点検作業

【どんな仕事内容?】
厳密にいえば空撮ではありませんが、橋梁・トンネル・河川といったインフラ系の点検や、太陽光パネルや外壁・屋根点検まで、点検作業には広くドローンが活用されています。

太陽光パネルや外壁・屋根などの点検作業に活用されるドローン

企業や自治体から仕事を依頼されてドローンを使った点検を行います。ただ、専門知識が必要な場合が多く、企業の社員がドローンパイロットを兼任するケースが増えてきているので、依頼自体は多くありません。

ドローン空撮(撮影)の仕事の働き方

ドローン空撮の働き方

ドローン空撮にどのような仕事があるのかが分かったところで、この章ではその働き方について解説していきます。

※専門的知識を必要とすることが多い点検作業の空撮仕事は除きます。

ドローン空撮を仕事にする際、雇用形態は大きく分けてサラリーマン的な「企業雇用」と、個人で活動する「フリーランス」があります。

雇用形態

勤務する会社

働き方

企業雇用

映像制作会社・TV局・派遣会社など

映像関連の会社や派遣会社に入社、または登録して、仕事を振ってもらうことで空撮の仕事ができる。

フリーランス

個人

ポートフォリオを作り様々な場所(HP、ソーシャルワークサイト、SNS等)でアピールして仕事の依頼を受ける。

自分で撮った動画・画像を販売するなど。

企業雇用の場合は、会社に入社、または派遣会社に登録して働くという流れで、空撮の仕事をするのはそこまで困難ではありません。

フリーランスを希望する場合の方が個人で案件を獲得したり、スクジュール調整や申請などの細々とした事務的作業を一人で行わなければならないので、仕事にするという意味では難しい部分が多いかもしれません。

ドローン空撮(撮影)を仕事にするために必要なもの

ドローン空撮を仕事にするために必要なもの

続いては、実際にドローン空撮を仕事にするために必要なものとして、

  • 必要な資格
  • 必要な機材とかかるコスト
  • 必要な能力

上記3つの内容を、詳しくご説明します。

◆必要な資格

ドローン空撮を仕事にする上で、何か資格が必要なのか気になる方も多いと思います。

ドローン空撮で、持っていないといけない資格はありません。(※2022.11月現在)

特に必須となる資格はないのですが、持っていると有利であったり便利だったりする資格はあります。

【ドローン操縦の民間資格】

DPAドローン操縦士回転翼3級・JUIDA操縦技能証明など、スクールを運営する団体で名称は変わりますが、ドローンスクールでの講習修了後取得できる民間資格です。

【民間資格を持つメリット】

  • 資格によっては飛行許可申請の際、提出書類の一部簡略化が可能であったり、申請が通りやすくなったりします。
  • ロケ地、施設ごとにドローン飛行の許可条件が決められており、その条件に認定資格保有者という項目が入っていることがあるので、所有が役立つこともあります。
  • 民間資格とはいえ、ドローンに関して基礎的知識と技術を備えているという証明になりますので、クライアントに対してある程度の信頼感を与えられます。

ドローンスクールの中には、通常の資格取得が行えるコースではなく「空撮に特化したコースを提供しているコース(スクール)」もあります。

その様な空撮特化スクールのカリキュラム内容や卒業生の感想(行って良かったか?)等のインタビュー内容を、こちらの記事でより詳しく解説しています。

空撮を学べるドローンスクールとは?その特徴や実態を紹介!(インタビューあり)

◆必要な機材とかかるコスト

ドローン空撮を仕事にするために必要なものと、そのコストをまとめてみました。

必要な物

価格

ドローン機体

10万円〜

編集ソフト

月額2〜4千円

パソコン

15万円〜

ドローン保険

例:DJI賠償責任保険    ¥7,300

  DJI機体保険  約 ¥25,000

その他SDカード・メンテナンスなど諸費用

【ドローン機体】

自分の取り扱いたい案件内容に適した機能が備わった機体を選びましょう。

ドローンの機体はその性能や機能により価格が大きく変わります。

趣味ではなく仕事として使う物であれば、最低でも10万円以上の価格帯の機体が望ましいです。

こちらの記事で、ドローン空撮におすすめの機体やその選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

プロに聞いたおすすめの空撮(撮影)用ドローン9選!選び方や機能も詳しく解説

【編集ソフト】

撮影した映像を編集するためのソフトも必要です。

人気の編集ソフトをいくつかご紹介します。

adobe premiere Pro(プレミアプロ)
業界内で1番ユーザーが多いとされているソフトです。windowsでもMacでも使うことが出来ます。フォトショップなどのアドビ製品と連携して編集をすることも可能なので、クオリティの高い作品に仕上げることが出来ます。

価格は2,728円(税込)/月〜、年間一括払いだと28,776円(税込)/年です。

Final Cut Pro(ファイナルカット・プロ)
映像編集力に長けたトップクラスのYouTuberも使用している人気ソフトです。対応OSはMacのみですが、プロ仕様の高機能編集ソフトとして、多くのユーザーが利用しています。

価格は月額設定がなく、買い切り型で48,800円です。

DaVinci Resolve Studio(ダヴィンチ・リゾルヴスタジオ)
ハリウッドで圧倒的なシェアを誇るといわれている編集ソフトです。Mac ・Windows共に使用可能。

価格はFinal Cut Proと同じく月額設定がなく、買い切り型で47,980円です。

この3つのソフトを比較・解説している動画もあります。参考にしてみてください。

【パソコン】

パソコンのスペックが低いと、編集動作が重くなって作業が進まず、効率も悪くなります。

撮影動画が高画質なほど重い処理になりますので、パソコンスペックはある程度高いものを選ぶことをおすすめします。

例としてadobe premiere Proを快適に使うためには、下記のスペックが必要となります。

CPUCore i7、Ryzen 7以上
メモリ容量16GB以上
SSDHDD容量1TB以上
GPU(グラフィックボード)GeForce GTX 1660 SUPER以上

15万円以上のパソコンは、必要スペックを満たしている物が多いです。

【ドローン保険】

ドローン保険の加入は任意となっていますが、仕事でドローンを取り扱うならば、信用やリスクの観点からも加入は必須といえます。

保険料はDJI公認ドローン保険の場合、

DJI賠償責任保険    ¥7,300
DJI機体保険  約 ¥25,000

となります。

◆必要な能力

続いては、ドローン空撮を仕事にするために必要となる能力についてです。

主に求められるもの3つをピックアップし、解説します。

飛行技術と画角(構図)作り

人の目を惹く映像には、様々な飛行テクニックが使われています。いい空撮映像や写真を撮るための技術は実践で身につけていくしかないので、繰り返しの練習が必要となります。

そして画角(映像や写真の構図)決めは、才能が必要な部分もありますが、基本的な構図技法を学ぶことで、魅力的な映像に繋がる画角作りが出来るようになります。

飛行技術もいい画角作りも経験を積んで取得していきましょう。

ドローン空撮(撮影)の重要テクニックや撮影のコツ・構図作り等については、こちらの記事で詳しく解説しています。

プロに聞いた!ドローン空撮(撮影)重要テクニック9選と上達のコツを解説

編集能力

ドローン撮影後の編集作業も、映像作成に大きく関わる重要な項目です。

編集作業は色調整のやり方、映像の切り替わり時のエフェクトなど、勉強が必要な部分が多いです。

勉強方法としては、映像編集のプロが編集のやり方やテクニックなどをYouTubeなどで解説してくれているので、ネットで十分に勉強することが出来ます。

また、実際に講習会などに参加したり、映像編集を専門的に教えてくれるスクールに通ったりする方法もあります。

マーケティング・集客スキル

フリーランスの場合、ただドローン空撮の作品を作るだけでは、収入につなげることは出来ません。

クライアントや顧客、業界内の「こういう物が欲しい・必要だ」というニーズをキャッチし、そのニーズを満たす作品を打ち出すマーケティングスキルや、顧客を獲得する集客スキルが必要になります。

ニーズを汲み取った作品を作成して、それを様々な方法でアピールして集客を狙います。

(※詳しい集客方法は、6章の「ドローン空撮の仕事を獲得するための4つのアクション」で詳しく解説)

お客さんを獲得し、満足度の高い仕事を行うことで、お客がリピーターに、リピーターがファンになってくれることもあります。最新の情報をチェックしたり、こまめに市場調査を行うなど、ドローン作品作り以外のスキルも磨いていきましょう。

ドローン空撮(撮影)のフリーランスで稼ぐ3つのパターン

ドローン空撮のフリーランスで稼ぐ3つのパターン

会社の社員、または派遣会社勤務ではなく、フリーランスで働きたいと思ったら、まずは取り扱いたい空撮案件の傾向を考えます。

傾向のパターンは大きく分けて以下の3つです。

大きな案件(映画、TV関係など)
高い技術・ハイスペック機材が必要。一つの案件単価は高い傾向。有名な映画やCMの仕事を成功させればキャリアになり、次の仕事を依頼されやすい。

中〜小規模案件(企業や地域・イベントのプロモーション映像)
シネマカメラほどのハイスペックな機体・機材は必要ないことが多い。単価は安い傾向なので数をこなす必要がある。

作品の販売、利益化
案件の規模とは別に、2章で紹介したような「作品として販売・利益化」といった自分が撮りたい映像を撮って、それを収入にするという形もあります。

大きな案件orそれほど大きな案件でないもの、どちらの傾向にある空撮をメインに取り扱うかを定めることで、必要な機体・機材がわかります。

フリーランスで働くためには

大きな案件(映画、TV関係など)を扱う方法

自主制作ではない一般的な劇場公開映画や有名アーティストのミュージックビデオ、テレビCMなどは、上でも述べた通り取り扱うのが難しい案件です。

ハイスペックな機材や高レベルの技術が必要なのはもちろんですが、案件の多くは大手映像制作会社や、フリーの場合ドローン空撮のトップの人達に依頼され、まず依頼を受けること自体が難しいからです。

トップというのは、業界内で名が知られ、様々な作品や映像物にクレジットされているドローンカメラマンのこと。映画やTVのCMなどのドローン映像を仕事にしたいと思ったら、下記の3点は満たしている必要があるでしょう。

ハイスペックな機体を持っている
高画質撮影が可能なドローンが求められるため。

高度な飛行技術を取得している
難易度の高いカットや、GPSが入らない環境下にも対応する必要があるため。

経験と実績がある
映画やTVCMは多くの製作費をかけており、ミスなどがあると損失が大きいので、実績のあるプロに依頼したいという心理が生まれるため。

中〜小規模案件(企業・地域・個人用の映像)を扱う方法

企業のHPに載せるプロモーション映像や、地域のイベント時の撮影、個人の結婚式や記念日等の撮影など、案件の種類は多岐にわたり、依頼数が1番多いのはこの中〜小規模案件です。

案件を探す方法として、下記のようなやり方があげられます。

◆ドローン空撮をスキルとして売買出来るサイトを利用する

「スキルマーケット」「クラウドソーシングサービス」を利用すれば、自分で依頼募集も出来ますし、出ている依頼に応募することも可能です。

スキルマーケット・クラウドソーシングサービスとは?

個人のスキルを生かしたサービスを売買できるサービスのこと。

ドローン撮影代行やドローン空撮の講習会講師、飛行許可申請・機体選びのサポートなど、まさに自分のスキルを売り報酬を得ることが可能です。

おすすめサイトの紹介

ココナラ
日本最大級のスキルマーケットサイトです。TVのCMを見たことがある人も多いのではないでしょうか。出品側としては競争相手が多いという側面もありますが、大手なのでより人の目に触れやすいのは大きなメリットです。

スキルパッケージ
大手クラウドソーシングサイト、Lancers(ランサーズ)が運用しています。

ココナラに比べるとビジネス感が強く、まだ出品数も少ないので狙い目のサイトです。

クラウドワークス
国内シェア・取引額は日本最大クラス、ユーザー数も480万人を誇り、有名クラウドソーシングサービスです。利用者が多いので仕事数もありますが、単価にバラ付きがあります。

極端に低い報酬を区別できる「報酬評価」機能や、適性報酬が分かる「相場目安表」などを参考にしましょう。

ミツモア
日経やTech Crunchでも紹介された地域密着型の仕事マッチングサービスです。

依頼者と事業者のマッチングに対してAIを活用していたり、依頼価格の相場をビッグデータを用いて可視化したりと、依頼側と事業者のニーズを上手く満たしてくれるシステムが人気です。

自分が撮りたい映像を販売・利益化する方法

クライアントから案件を依頼されるのではなく、自分が撮りたい映像を販売・利益化するには、どんな方法があるのかを解説します。

ストックフォトで販売する

ストックフォトとは?

頻繁に使用されるであろうシチュエーションに適した、様々なイメージ画像等をあらかじめ用意して利用者に提供するサービス。この記事でも、多くのストックフォト画像を使用しています。

販売する側は、売りたい写真や動画をサイトに登録し、購入されれば利益になるという流れです。

売買を前提としているので、買ってもらえるクオリティが必要です。

おすすめのストックフォトサイト紹介

PIXTA(ピクスタ)
国内で最大手のサイトです。日本の行事画像も豊富で、国内ユーザー向けの素材ならばPIXTAといった傾向があります。ストックフォトサービスの中では、報酬単価が高いサイトです。

Shutterstock(シャッターストック)
写真のストック数が世界最高クラスのサイトです。2022年11月時点で4億点以上の素材を取り扱っています。

世界150ヶ国で展開されているので、アクセスを集めやすいサイトといえます。

Adobe Stock(アドビストック)
「Photoshop」でお馴染み、アドビシステムズが運営しているサイトです。Adobeユーザー利用も多く、比較的売りやすいといえるでしょう。動画の単価が高い傾向にあり、写真報酬は会員ランクにより異なるシステムです。

スナップマート
SNS利用や若い世代に向けた素材が人気のサイトです。プロレベルでなくても審査なしで販売可能なので、写真などを販売するのが初めてという方にもおすすめです。

◆ドローン空撮素材専門のマーケットプレイスも登場!

ドローン関連コンテンツの企画、開発、運営を行う株式会社ドローンネットが開設した「SKYSTOCK(スカイストック)」は、個人や企業がドローンで撮影した空撮素材を自由に売買することができる、ドローン空撮に特化したマーケットサイトです。

いつでもスカイストックに画像や動画を販売することができ、その小売価格を自分で設定する事も可能です。

YouTubeの利益化

現在、多くのドローンYouTuberが、様々なチャンネル内でドローン空撮動画を投稿しています。

例えばこちらの「Kaz Yamaguchi」さん。

400日に及ぶ世界一周旅行中に撮影したドローン映像が話題となりました。

基本的には動画に付いてくる広告で収益を得ることが多く、その利益を得るための条件も存在します。

条件の一部としては

  • 直近12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上
  • チャンネル登録者数が1,000人以上

このようなものがあげられ、広告収入を得るためにはまず、上記内容をクリアしなければいけません。

そう考えると容易ではないような気もしますが、世界中にユーザーがいるので、なにかの動画が注目されると拡散も早く、一気に注目されるといったメリットもあります。

また、YouTubeに作品をアップするのはポートフォリオの一つにもなりますので、チャンネル開設をしておいて損は無いと思います。

ドローン空撮(撮影)の仕事を獲得するための4つのアクション

ドローン空撮の仕事を獲得するための4つのアクション

上で紹介したように、フリーランスで働く場合どのように仕事を獲得すればいいのでしょうか。

ここで解説する仕事を獲得するための具体的アクションは下記の4つです。

  • ポートフォリオを充実させる
  • まずは自分から案件に応募して1件でも実績を作る
  • SNSを最大限に活用する
  • オフラインでも人脈を広げる

詳しく解説していきます。

◆ポートフォリオを充実させる

ポートフォリオとは、作成した成果物を実績としてまとめた作品集のようなものです。

YouTubeに撮影した映像をアップしたものをポートフォリオとして利用することもできます。

対応できる映像ジャンル幅の広さ、もしくは特化している得意ジャンルがあればしっかりとアピールをしましょう。

ポートフォリオには実績だけでなく、所持している機体の種類や、編集で扱えるソフトなど、自分が出来る事や使える物について詳しく記載します。こまめに内容の更新をして、常に自分の最新版を見てもらえるよう意識することが大切です。

様々なポートフォリオ例が見られるサイト(STUDIO)なども参考にしてみましょう。

◆まずは自分から案件に応募して1件でも実績を作る

実際にドローン空撮でお金を稼ぐ、という体験をしないことには何も始まりません。そのためには、上で紹介したストックフォトやYouTubeで作品を販売するより、自分から案件に応募できるスキルマーケットやクラウドソーシングサイトに会員登録し、募集案件に応募しましょう。

まずは小さな案件・報酬が低いものでもいいので依頼を完了させ、最初の一歩となる実績を作ることが大事です。

SNSを最大限に活用する

今や欠かせない宣伝ツールとなっているSNSは最大限に活用しましょう。

SNSにはそれぞれ特徴や強みがあるので、それらを意識して投稿をすることで、より反応が見込めます。

代表的なSNSは、下記の4つです。

  • Instagram
  • Twitter
  • Facebook
  • TikTok

具体的なアカウント例と併せて、簡単に紹介していきます。

Instagram

画像・映像投稿がメインのSNSなので、ドローン空撮宣伝に適しています。ハッシュタグ機能があるので、拡散も期待できます。

ドローン空撮おすすめInstagramアカウント

アカウント名:kozaaafpv
当時まだ中学生でありながら、米津玄師さんのドローン空撮を用いたMVを撮影したとして話題になった方のアカウントです。現在は会社を立ち上げ、様々な有名人のMVやTV番組にその空撮映像が採用されています。

アカウント名:dronenature
個人アカウントの他にも、いろんな人が投稿したドローン空撮の映像や画像をまとめたアカウントもあります。こういったコミュニティの繋がりを作れるのもSNSのメリットです。

Twitter

リツイート機能がある為、SNSの中で最も拡散力が高いです。トレンド入りするなど話題になれば、一気に注目を集められます。

ドローン空撮おすすめTwitterアカウント

@namaikicastle

空撮カメラマン、ドローンレーサーとしても活躍する女性パイロット。

ドローン経歴約1年で、第1回FAIドローンレース世界選手権日本代表チームに選出されるなど、高い技術力が話題に。

Facebook

他のSNSよりユーザーの年齢層が高め。匿名性が低く、仕事関連のコミュニケーションツールとして利用する人も多いです。

TikTok

ユーザーは10〜20代がメインと若い傾向。投稿できる動画の長さが3分になり、BGM+空撮映像など、ドローンの動画投稿も増えています。

作品をまとめて見ることが出来るポートフォリオを、各SNSのトップページにリンクで貼り付けてアピールしておきましょう。

◆オフラインでも人脈を広げる

SNSやオンライン上でも人脈を広めながら、ネット上ではない実世界の様々な集まり(ドローン関連のコミュニティの集まり・イベント・講習会など)には積極的に参加しましょう。

ドローンビジネスを展開する企業が主催する会員制コミュニティ等は、有料であったり審査があったりする分、有益な情報や体験、人脈を得られることも多いのでおすすめです。

また、ドローンスクールも人脈作りがしやすい環境です。講師は副業で空撮の仕事をしている方も多く、様々なアドバイスや仕事の紹介をしてもらえるかもしれません。

ドローン空撮(撮影)仕事の単価を上げる為にやるべき事

ドローン空撮仕事の単価を上げる為にやるべき事

空撮の仕事を続けていく中で、ある程度の実績を築き、そろそろ単価を上げたいな…と思った時どうすればいいのでしょうか。

この章では、仕事の単価を上げる方法についてご説明します。

◆スキルを上げる

飛行技術、映像編集スキルを上げましょう。当たり前のことのように思いますが、実際にクオリティの高い映像・写真を作ることが1番仕事の単価を上げてくれる方法です。

上でも述べた通り、いい空撮映像や写真を撮るための技術は実践で身につけていくしかないので、繰り返しの練習が必要となります。

スキルアップすれば、高い単価の仕事も依頼されるようになったり、それが実績となりさらに営業時のアピールポイントにもなります。

空撮コンテンツの販売も、より高額で売ることが出来たり、人気が出て買ってくれる人が増えたりします。

◆レースに参加してスキルアップが狙える?

自分が操縦するドローンを定められたコース上を飛行させ、ラップタイムや合計タイムを競う「ドローンレース」という競技があります。

空撮とはあまり関係ないように思われるドローンレースですが、実際に競技を経験すると飛行技術が上がるケースが多いようです。

トップスピードは時速150〜160キロというレースの速さに目が慣れていると、動体視力がついて通常の空撮映像がゆっくりとした動きに見え、難易度の高いテクニックでも滑らかに撮影できるようになります。

また、レーシング用のドローンは自動制御機能がついていないので、飛行が難しいマニュアル操縦の練習に適しています。

上のSNS・おすすめInstagramアカウントで紹介した小澤さんも、ドローン歴はドローンレースからスタートしています。

現在も技術向上のために、レーシングドローンでの練習は欠かさずに行っているとのことで、一つのスキルアップ方法として、レース機体験を推奨されていました。

スキルのアップだけでなく、レース業界のコミュニティに繋がりも増えるので、興味のある方はドローンレースを検討してみてもいいかもしれません。

ドローン空撮の操縦テクニックについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

プロに聞いた!ドローン空撮(撮影)重要テクニック9選と上達のコツを解説

◆法人案件を積極的に獲得する

基本的に個人依頼よりも、法人(企業)から依頼される案件の方が報酬単価が高い傾向にあるので、法人案件を積極的に獲得していくというのも一つの方法です。

上で紹介したスキルマーケットやクラウドソーシングサービスには、法人も案件依頼を出しています。

ドローン需要が伸びている業種としては、不動産業や観光業など。近年はブライダル業界もニーズが高まっています。

ただ、やはり報酬の高さと求められるクオリティは比例するので、しっかりとクライアントの要望通りの成果物を作ることが出来ないと、信用を失うことになってしまいます。

満足度の高い仕事をすればまた依頼してくれたり、業界内の人脈作りや仕事の紹介なども期待できるといったメリットがあります。

◆機材を増やす

機材バリエーション豊富な方が、単純に多くの案件に対応することが出来ます。

機体をより高画質撮影可能なものにしてみたり、カメラレンズを新しくしてみたり。コストはかかりますが、ポートフォリオの充実にも繋がります。

ドローン空撮(撮影)を仕事として行う方の年収相場

ドローン空撮の年収相場

気になるドローン空撮の年収相場についてですが、年収は企業雇用かフリーランスかで大きく異なります。

求人情報などを参考にすると、企業雇用のドローン空撮の年収は300万〜600と幅があります。

これは取り扱う案件の単価や量、パイロット自身の経験や評価が異なるためです。

そしてフリーランスの場合は、依頼がない、作品が売れない、動画などで利益化までいかない、となると収入はゼロということになるので、さらにバラ付きがあります。

実績を積み、コンスタントに仕事が取れるようになると200万〜程度の年収が見込めるようです。

ドローンの免許制度開始に伴い法整備が進み、さらにドローン業界に参入する企業などが増えるといわれています。空撮業界においても、さらに需要が高まる可能性が高いので、今後は現在よりも稼げる仕事となっているかもしれません。

まとめ

最後に、ドローン空撮の仕事について簡単にまとめます。

 

◆ドローン空撮は副業から

ドローン空撮を本業にすることはなかなか難しいですが、副業であれば十分仕事にできます。

ドローン業界は今後、免許制などの法整備が進み、さらに市場は成長するといわれています。

これからは稼げる副業、または本業として仕事に出来るかもしれません。

 

◆ドローン空撮の仕事内容

  • 映画、TV(各種番組・CM)
  • プロモーション撮影(アーティストのMV、企業HP・イベント時の撮影など)
  • ドローン空撮コンテンツを販売
  • インフラ点検

 

◆ドローン空撮に必要なもの

  • 必須ではないがあると有利だったり便利であったりする資格:ドローン操縦の資格
  • 必要な機材:ドローン機体、編集ソフト、パソコン、ドローン保険
  • 必要な能力:飛行技術と画角作り、編集能力、マーケティング・集客スキル

 

◆ドローン空撮の働き方

ドローン空撮の働き方には、サラリーマン的な「企業雇用」と、個人で活動する「フリーランス」があります。

【企業雇用】
勤務する会社:映像制作会社・TV局・派遣会社など

【フリーランス】
勤務する会社:個人。ポートフォリオを作り様々な場所(HP、ソーシャルワークサイト、SNS等)でアピールして仕事の依頼を受ける。

仕事を獲得する方法:

  • ポートフォリオの充実
  • まずは自分から案件に応募して1件でも実績を作る
  • SNSを最大限利用する
  • オフラインでも人脈を広げる

 

◆ドローン空撮の単価のあげ方

  • スキルを上げる
  • 法人案件を積極的に獲得する
  • 機材を増やす

 

いかがでしたでしょうか。

ドローン空撮を仕事にするための参考として、ぜひこの記事をお役立てください。